そう思いながら爪先に力を入れ、少しだけ背伸びをする。
東が驚いたように目を見開く。その顔が可愛くて、愛しくて、思わず笑いそうになる。
そっと距離を縮めると、東は何も言わなかった。
ただ静かに私を見つめていて、その三日月の瞳に映っているのが私だけだと思うと、どうしようもなく幸せだった。
想いを伝えるように顔を近づけて初めて私からキスをすると、東は一瞬固まったあと、口元に手を当てて照れたように笑った。
「はは。俺も、ずっとすぐりだけだよ」
好き。大好き。
何度言っても足りないくらい大好きだよ、東。
嬉しいことも、悲しいことも、きっとこれからたくさんある。
それでも私は、その全部を東と分け合っていきたい。
だから――大好きだよ、東。
これからもずっと、君だけ。



