君に捧げるアイラブユー




「ごめん。嫌だった?」



東が少しだけ不安そうに聞いてくる。



「そ、そうじゃないの!ただ、緊張してっ……私が東を襲ってしまわないか心配で……」



だって東はかっこいいし優しいし近くにいるだけで心臓がおかしくなるし。そんな人と家でふたりきりなんて、私の理性が無事でいられる保証がない。



「そっちの心配なの?」



東が吹き出すように笑う。



「そうだよ!それ以外ないよ!」

「俺が手出すとは思わないんだ?」

「なっ……!?」



一瞬で顔が熱くなる。

そんなこと言われたら意識するに決まってるじゃないか。

心臓が爆発しそうになる。


東は「冗談だよ」と笑いながら家の奥へ歩いていく。その余裕がずるい。



「ほら、おいでよ。西宮」

「~~~~っ!!」



意地悪だ。絶対分かってて言ってる。私がどれだけドキドキしてるか知ってるくせに。

小さく「お邪魔します」と呟きながら家に上がる。

私はてっきり東の部屋へ案内されるものだと思っていたからずっと心臓がうるさかった。

部屋に入ったらどうしよう。本棚とか見る?机とか?ベッドとかあるよね?見ちゃう?いや見るでしょ。でもジロジロ見たら変かな。

そんなことばかり考えていたのに、案内されたのはリビングだった。