君に捧げるアイラブユー




「あー、でも西宮の家より遠いか」



東は何でもないことみたいに言う。でも私にとっては全然何でもないことじゃない。

東の家。東のお家。好きな人の家。彼氏の家。



「い、行く!行きたい!」



気付けば即答していた。むしろ前のめりだった。

遠いとか関係ない!電車代だっていくらでも払う!歩けと言われたら歩く!それくらい行きたい。

東のお家なんて絶対見たいに決まってる。東がどんな部屋で寝て、どんな机で勉強して、どんな毎日を送っているのか。知りたいに決まってるじゃないか。

そんな私を見て、東はふっと笑った。



「帰りはちゃんと送るから」



安心してね、と優しく笑う東。

好き…!大好き!もう本当に好き…!今すぐ叫びたいくらい好き!

でもそんなことをしたら変な人になってしまうので必死に飲み込む。危ない危ない。