君に捧げるアイラブユー




忘れられるわけない。諦められるわけない。ずっと前から好きだった。

今だって好きだし、たぶん明日だって好きだ。

東の顔を見るだけで嬉しくなる。だけど同時に苦しくなる。声を聞くだけで安心するのに、そのあともっと会いたくなって苦しくなる。

名前を呼ばれるだけで胸が跳ねる。たったそれだけで、一日の全部が特別になってしまう。

そんな人、東以外にいなかった。

私のいちばん。誰よりも大切で、誰よりも特別で、どうしようもなく好きな人。

だからこそ苦しかった。だからこそ離れようとした。

好きだから、もう傷つきたくなくて。

それなのに東は簡単に私の気持ちを疑った。そのことが悲しくて仕方なかった。


涙でぐしゃぐしゃになった顔のまま、それでも私は東を見上げる。

視界は滲んでいる。何度も涙を拭ったって次から次へと溢れてくる。


するとその瞬間だった。

東の表情が、ほんの少しだけ柔らかくなった気がした。苦しそうだった顔から力が抜ける。その変化に気づいた瞬間、逆に涙が止まりそうになる。

なんでそんな顔をするの。まるで安心したみたいな顔。

私は訳が分からなくて、ただ東を見つめることしかできなかった。