君に捧げるアイラブユー




別に東がいなくたって平気。そう思おうとした。そう思い込もうとした。

東がいなくても毎日は続くし、ご飯だって食べるし、学校だって行く。何も変わらない。そう自分に言い聞かせた。


でも心は全然納得してくれなかった。

胸の奥がぎゅうっと締め付けられる。息を吸うたびに痛くて、笑ってしまいそうになるくらい苦しい。



平気なわけないじゃん。

好きだったんだから。

ずっと、ずっと好きだったんだから。

そんな簡単に割り切れるわけない。なのに私は、その気持ちを必死に押し込めていた。



そのときだった。

東の顔がゆっくりと歪んでいくのが見えた。

昨日と同じように、東の表情がゆっくりと崩れていくのが分かる。

目の奥が揺れている。眉が少し下がって、唇が震えている。


だからなんで…なんで東がそんな顔するの?なんで私じゃなくて、そっちが傷ついたみたいな顔してるの?

意味が分からない。分からないのに、その顔を見た瞬間、胸の奥がどんどん熱くなっていく。

押し込めていた感情が暴れ出すみたいに、心臓が苦しく鳴り始める。



「西宮は、本当にもう俺のこと好きじゃない?ほんとに、過去の話?」

「え?」