君に捧げるアイラブユー


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放課後、本当なら三木と慰め会とやらを開催する予定だった。


おいしいものでも食べて、東の悪口を言って、無理やりでも笑って帰るはずだったのに、急にバスケ部のミーティングが入ったらしく、「これはさすがに逃げられない……!」と絶望した顔の三木は先輩に容赦なく連行されていった。


「また今度埋め合わせするね!」と申し訳なさそうに言われたけれど、部活なら仕方ない。


結局私は一人で帰ることになった。ここ最近はホームルームが終わった瞬間に教室を飛び出していた。東に会わないために。少しでも顔を合わせる可能性を減らすために。

だからこんな風にゆっくり帰る準備をするのは久しぶりだった。

とはいえ、東にはできるだけ会いたくない。


会いませんように、会いませんように。


鞄を肩に掛けて教室を出る。恐る恐る廊下を見回した自分に、なんで私がこんなことをと思いながらも足は自然と周囲を警戒していた。


歩きながら、昼休みのことを思い出す。

一緒に帰りたいとか、どの口が言ってるの。振ったのは東なのに。なのに今さら前みたいに戻れるみたいなことを言ってくる。意味が分からない。

いや、それが東なのかもしれないけれど。誰にでも優しくて、距離感が近くて、無自覚で。そういうところが好きだった。なのに今はその全部が私を苦しめる。