君に捧げるアイラブユー




3日前。私は東に告白して、好きだって伝えた。そして振られた。それは事実だ。間違いなく事実で、夢でも勘違いでもない。ちゃんと振られて、ちゃんと終わった。だから私は諦めようとしていた。


忘れようとしていた……なのに。なんで今さらそんなこと言うの?なんで今さら前みたいにって言うの?



「……ら……ない」

「え?」

「東とは、帰らないし。もう無理に会いに来なくてもいい」



言葉にした瞬間、自分で自分の心を傷つけたみたいだった。

でも言わなきゃいけなかった。じゃないと、また期待してしまうから。また東の優しさを勘違いしてしまうから。

泣くな、絶対に泣くな。ここで泣いたらだめだ。

泣いたら終わりだ。きっと今泣いたら、私は全部ぶちまけてしまう。


「まだ好きなんだよ」って「忘れられないんだよ」って「そんな風に優しくしないで」って、言ってしまう。そんなの絶対に嫌だった。

だって振られたのは私だから。もう答えは出ているから、これ以上惨めになりたくなかった。



「……私、切り替え早いし。もう東のことなんとも思ってないから」



東の目を真っ直ぐ見て言った。本当は一ミリもそんなこと思っていない。切り替えなんて全然できていない。

3日間ずっと東のことを考えていた。会いたかった。声が聞きたかった。顔が見たかった。今だってこんなに近くにいるだけで胸が苦しい。

それなのに、私は嘘をついた。最低な嘘だ。でも、そうでも言わなきゃ前に進めない気がした。