東に告白してから、もう3日が経っていた。
たった3日。だけど私にとっては、3週間にも3か月にも感じられるくらい長くて苦しい時間だった。
昼休みの教室はいつも通り賑やかで、あちこちから笑い声が聞こえてくるのに、私だけがその輪の外にいるような気がする。
幸い、この3日間は移動教室の授業が多かった。だから東と顔を合わせる機会もほとんどなかったし、私はそれに心の底から救われていた。
いや、本当は違う。救われているなんて言葉じゃ片付けられない。会いたい気持ちと会いたくない気持ち、その両方がぐちゃぐちゃに混ざり合っていて、自分でもどうしたらいいのかわからないだけだった。
朝は今までよりずっと早く登校するようになった。東が来る前に教室へ入ってしまえば、顔を合わせなくて済むから。
放課後も同じだ。ホームルームが終わると同時に荷物を掴んで教室を飛び出す。まるで逃亡犯みたいだな、と自分でも思う。でも仕方ない。
だって、どんな顔をして会えばいいのかわからない。今までみたいに笑えばいいの?何もなかったみたいに話しかければいいの?そんなこと、できるわけがない。
告白してしまった時点で、もう後戻りなんてできないのだから。



