頻発性哀愁症候群

「おかえり、お母さん……」

「ただいま、奈々花。どうしたの?ぼーっとした顔をして。何かあった?」

いつもお母さんは私が症状が出た時、「大好きよ。寂しくない」と言ってくれる。

でも、何故か同じ言葉でもあの夢の言葉の方が安心出来た。

「お母さん、寂しい」

「あら、また症状が出ちゃったの?」

お母さんが私の手をぎゅっと繋ぐ。

「大丈夫よ。お母さん、奈々花が大好き。寂しくなんかないわ」

いつもの言葉。いつもの「症状を和らげるため」の言葉。

「お母さん、本当に私のこと好き?」

「え……?」

「こんなに……こんなに、迷惑、かけてる……のに?」

涙が溢れ、言葉が途切れる。