凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】

こじんまりとしたアパートの一室。

今日も部屋には美味しそうな料理の香りがしている。

「ふんふーん♪」

楽しそうに料理を作るお姫様。



その時、ガチャと扉が開く。



もちろん入ってくるのは王子様。

「おかえり、凪渡くん」

「ただいま。あれ、今日は莉帆ちゃんが料理担当だったっけ?」

「そうだよ。今日はなんとチキン南蛮!」

「え、莉帆ちゃん嫌いじゃん」

「嫌いではないってば! ちょっと苦手なだけ!」

「でも、わざわざチキン南蛮にしなくても良かったのに」

お姫様は笑う。






「なんか凪渡くんとなら、たまに食べても良いかなって思ったの」






貴方といれば、どんなことでも楽しい。

貴方といれば、どんなことでも乗り越えられる。

だって愛があれば何でも出来る、そうでしょう?






だから、王子様。これからも甘い愛で溶けそうなくらい幸せにして下さい。






【凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます】



fin.