お酒が出され、夕霧大臣様が帝から杯をいただかれる。
何度目かで、「次は薫の君がいただくように」とお譲りになった。
その場には親王様や他の上級貴族もいらっしゃるけれど、今夜の宴会の目的を考えれば、薫の君に譲るのがよいだろうと判断なさったの。
薫の君は最初は遠慮なさったけれど、帝もそれがよいとお思いのようだから、ご立派に杯をいただかれた。
しきたりどおりの作法をなさっても、帝の婿君だと思うせいかしら、すばらしく見えるのよね。
お庭に下りてお礼の舞をなさる。
見事に舞われた後、お戻りになるお席は一番下座だから、なんだかお気の毒になってしまう。
何度目かで、「次は薫の君がいただくように」とお譲りになった。
その場には親王様や他の上級貴族もいらっしゃるけれど、今夜の宴会の目的を考えれば、薫の君に譲るのがよいだろうと判断なさったの。
薫の君は最初は遠慮なさったけれど、帝もそれがよいとお思いのようだから、ご立派に杯をいただかれた。
しきたりどおりの作法をなさっても、帝の婿君だと思うせいかしら、すばらしく見えるのよね。
お庭に下りてお礼の舞をなさる。
見事に舞われた後、お戻りになるお席は一番下座だから、なんだかお気の毒になってしまう。



