二月に入ると臨時の人事異動があり、薫の君は権大納言に昇進なさった。
あちこちにお礼回りをして、二条の院にも行かれる。
匂宮様はご出産間近の中君に付ききりになっておられる。
驚いて身なりを整えると、薫の君にお会いになった。
それぞれにご立派なおふたりでいらっしゃる。
「今夜、六条の院で昇進祝いの宴会をいたします。匂宮様もぜひお越しください」
と薫の君はお招きになったけれど、宮様は中君がご心配でためらわれた。
夕霧大臣様のお勧めもあって、宴会は三条のお屋敷ではなく六条の院で行われる。
親王様をはじめ貴族たちがたくさんお集まりになって、まるで大臣に昇進なさったかのようなにぎやかさよ。
匂宮様もお越しになった。
でも二条の院の中君が気になって落ち着かないので、早々にお帰りになる。
六条の院にお住まいの六の君は、
「このままこちらにお泊まりになればよろしいのに」
と、ぼそりとおっしゃる。
中君は宮家の姫君であられるのだけれど、ご実家の強いご自分の方が上だとお思いのようね。
あちこちにお礼回りをして、二条の院にも行かれる。
匂宮様はご出産間近の中君に付ききりになっておられる。
驚いて身なりを整えると、薫の君にお会いになった。
それぞれにご立派なおふたりでいらっしゃる。
「今夜、六条の院で昇進祝いの宴会をいたします。匂宮様もぜひお越しください」
と薫の君はお招きになったけれど、宮様は中君がご心配でためらわれた。
夕霧大臣様のお勧めもあって、宴会は三条のお屋敷ではなく六条の院で行われる。
親王様をはじめ貴族たちがたくさんお集まりになって、まるで大臣に昇進なさったかのようなにぎやかさよ。
匂宮様もお越しになった。
でも二条の院の中君が気になって落ち着かないので、早々にお帰りになる。
六条の院にお住まいの六の君は、
「このままこちらにお泊まりになればよろしいのに」
と、ぼそりとおっしゃる。
中君は宮家の姫君であられるのだけれど、ご実家の強いご自分の方が上だとお思いのようね。



