ご結婚初日の昨夜は遅くまで二条の院にいらっしゃったけれど、今夜はまだ夜が更けないうちにお出かけになるみたい。
宮様のお行列の声が遠ざかっていけばいくほど、中君のお目から涙があふれる。
<嫉妬なんて我ながらみっともない>
と思いながら横になっていらっしゃる。
<思えば宮様には初めから苦しめられてばかりだった>
宇治での不安な日々まで思い出されて、もう宮様が嫌になってしまわれる。
<出産だってどうなるだろう。短命な家系なのだから、何かあって死んでしまうかもしれない。それもよいけれど、やはり悲しいし、出産で命を落とすのは罪深いというから>
あれこれお考えになっているうちに、一睡もできないまま夜が明けていった。
宮様のお行列の声が遠ざかっていけばいくほど、中君のお目から涙があふれる。
<嫉妬なんて我ながらみっともない>
と思いながら横になっていらっしゃる。
<思えば宮様には初めから苦しめられてばかりだった>
宇治での不安な日々まで思い出されて、もう宮様が嫌になってしまわれる。
<出産だってどうなるだろう。短命な家系なのだから、何かあって死んでしまうかもしれない。それもよいけれど、やはり悲しいし、出産で命を落とすのは罪深いというから>
あれこれお考えになっているうちに、一睡もできないまま夜が明けていった。



