二条の院へお戻りになっても、すぐに中君のお部屋へは行かれない。
ご自分のお部屋でひと眠りなさってから、六の君へお手紙をお書きになった。
女房たちは顔を見合わせると、
「ご機嫌がお悪くはないようね」
とひそひそ話している。
「こうなるとこちらの奥様がお気の毒だこと。どれだけ宮様が平等に愛そうとなさっても、自然と気圧されることもおありでしょうね」
中君の味方になって、新しいご結婚に文句を言う。
しばらくすれば六の君からお返事が届くはず。
<ここにいる間に受け取りたい>
と宮様はお思いになるけれど、中君がご心配でいそいで離れへ向かわれた。
ご自分のお部屋でひと眠りなさってから、六の君へお手紙をお書きになった。
女房たちは顔を見合わせると、
「ご機嫌がお悪くはないようね」
とひそひそ話している。
「こうなるとこちらの奥様がお気の毒だこと。どれだけ宮様が平等に愛そうとなさっても、自然と気圧されることもおありでしょうね」
中君の味方になって、新しいご結婚に文句を言う。
しばらくすれば六の君からお返事が届くはず。
<ここにいる間に受け取りたい>
と宮様はお思いになるけれど、中君がご心配でいそいで離れへ向かわれた。



