匂宮様は念入りに身支度して六条の院へお越しになった。
もちろん中君を思えば心苦しいけれど、六条の院でお待ちの方々に立派な婿だと思われたいというお気持ちもある。
お着物にすばらしい香りを焚きしめたお姿は、言いようもなくお美しい。
そして、六の君のお部屋もそれにふさわしい華やかさだった。
六の君ご本人は、小柄な姫君ではなくて大人の女性らしいお姿よ。
<あの堅苦しい大臣の姫だから、いばっていて優しいところのない人かもしれない>
と宮様は思っていらした。
でも、予想とはまったく違ったのでしょうね、かなりお気に召したみたい。
長いはずの秋の夜だけれど、遅くなってからお訪ねになったから、あっという間に夜が明けてしまった。
もちろん中君を思えば心苦しいけれど、六条の院でお待ちの方々に立派な婿だと思われたいというお気持ちもある。
お着物にすばらしい香りを焚きしめたお姿は、言いようもなくお美しい。
そして、六の君のお部屋もそれにふさわしい華やかさだった。
六の君ご本人は、小柄な姫君ではなくて大人の女性らしいお姿よ。
<あの堅苦しい大臣の姫だから、いばっていて優しいところのない人かもしれない>
と宮様は思っていらした。
でも、予想とはまったく違ったのでしょうね、かなりお気に召したみたい。
長いはずの秋の夜だけれど、遅くなってからお訪ねになったから、あっという間に夜が明けてしまった。



