薫の君は大君と中君に伝えておかれる。
「山荘にお泊まりになるはずですから、そのおつもりでご準備なさいますように。お供のなかにはあなた様たちに興味津々の者もおりますから、万が一にもお姿を見られぬようご用心ください」
後見役らしくこまごまとご注意なさる。
姫君たちはお部屋を冬らしく飾りつけ、あちこちの掃除をさせてお待ちになる。
薫の君から贈られた冬用の飾りがさっそく役に立ったわ。
お食事や接待役の人も薫の君が手配なさった。
<何もかも薫の君のお世話になって恥ずかしいけれど、私だけではここまでのことはできない。こういう運命だったのだと思って甘えさせていただこう>
今は自尊心にこだわっている場合ではないと、大君も薫の君とお心をあわせて準備なさる。
「山荘にお泊まりになるはずですから、そのおつもりでご準備なさいますように。お供のなかにはあなた様たちに興味津々の者もおりますから、万が一にもお姿を見られぬようご用心ください」
後見役らしくこまごまとご注意なさる。
姫君たちはお部屋を冬らしく飾りつけ、あちこちの掃除をさせてお待ちになる。
薫の君から贈られた冬用の飾りがさっそく役に立ったわ。
お食事や接待役の人も薫の君が手配なさった。
<何もかも薫の君のお世話になって恥ずかしいけれど、私だけではここまでのことはできない。こういう運命だったのだと思って甘えさせていただこう>
今は自尊心にこだわっている場合ではないと、大君も薫の君とお心をあわせて準備なさる。



