都までの帰り道、匂宮様は中君のお気の毒なご様子を思い出して、今すぐ引きかえしたくなっていらっしゃる。
さすがに世間の噂を恐れてお帰りになったけれど、何をなさってもお気が紛れない。
お手紙を毎日お送りになる。
<妹を軽んじてはいらっしゃらないのだ>
たくさんのお手紙に、大君はひとまず安心なさる。
でも、やはり宮様ご自身がお越しくださらないと意味はないの。
<心配しないでおこうと思っていても、妹のこととなると、自分のこと以上に不安だ>
とお嘆きになる。
<しかし一番苦しいのは中君なのだから、私まで不安そうにしていてはいけない。さりげなく振舞おう。それにしても、やはり結婚は悩みのもとになるのだ。せめて私はその悩みを抱えたくない>
ご結婚を拒むお気持ちがますます強くなっていかれる。
薫の君もこのご結婚がどうなるか心配なさっている。
<三日目の夜にお行きになったきり、しばらくお訪ねになっていないようだ。姫君たちは待ち遠しくお思いだろう。ご仲介した私にも責任がある>
宇治へ行かれるようおすすめしたり、浮気を疑ったりしてごらんになる。
<私に言われるまでもなく宇治へ行きたくて仕方がないご様子だし、浮気をなさっているご気配もない。どうやら宮様は本当に中君に夢中でいらっしゃるらしい>
お訪ねが少なくてもこれなら大丈夫だろうと安心なさる。
さすがに世間の噂を恐れてお帰りになったけれど、何をなさってもお気が紛れない。
お手紙を毎日お送りになる。
<妹を軽んじてはいらっしゃらないのだ>
たくさんのお手紙に、大君はひとまず安心なさる。
でも、やはり宮様ご自身がお越しくださらないと意味はないの。
<心配しないでおこうと思っていても、妹のこととなると、自分のこと以上に不安だ>
とお嘆きになる。
<しかし一番苦しいのは中君なのだから、私まで不安そうにしていてはいけない。さりげなく振舞おう。それにしても、やはり結婚は悩みのもとになるのだ。せめて私はその悩みを抱えたくない>
ご結婚を拒むお気持ちがますます強くなっていかれる。
薫の君もこのご結婚がどうなるか心配なさっている。
<三日目の夜にお行きになったきり、しばらくお訪ねになっていないようだ。姫君たちは待ち遠しくお思いだろう。ご仲介した私にも責任がある>
宇治へ行かれるようおすすめしたり、浮気を疑ったりしてごらんになる。
<私に言われるまでもなく宇治へ行きたくて仕方がないご様子だし、浮気をなさっているご気配もない。どうやら宮様は本当に中君に夢中でいらっしゃるらしい>
お訪ねが少なくてもこれなら大丈夫だろうと安心なさる。



