早朝にお帰りになる宮様のお姿は、たぐいまれなお美しさよ。
中君もうっとりとご覧になった。
そのあとは、残り香で宮様を思い出していらっしゃる。
いつの間にか恋の切なさが分かる女性に成長なさっていたのね。
今朝は少し明るくなってからお帰りになったので、女房たちは宮様のお姿を拝見しようと覗き見する。
「薫の君は、お優しさにご立派さが加わったすばらしい方ですけれど、宮様は尊い親王様と思うせいか、いちだんと気高くお美しく見えますね」
などとほめそやしていた。
中君もうっとりとご覧になった。
そのあとは、残り香で宮様を思い出していらっしゃる。
いつの間にか恋の切なさが分かる女性に成長なさっていたのね。
今朝は少し明るくなってからお帰りになったので、女房たちは宮様のお姿を拝見しようと覗き見する。
「薫の君は、お優しさにご立派さが加わったすばらしい方ですけれど、宮様は尊い親王様と思うせいか、いちだんと気高くお美しく見えますね」
などとほめそやしていた。



