匂宮様はこれ以上なく優雅でお美しい。
そんな男性が来世のことまでお約束してくださるから、中君は夢のような気がなさる。
しかも、尊い親王様だけれど、薫の君よりもむしろ親しみやすい雰囲気がおありなの。
薫の君はいかにもご立派で、お考えになっていることも難しい。
澄ましたご様子が中君には少し気づまりだったの。
一方の匂宮様は、初めのうちはもちろん雲の上の存在だった。
中君はお手紙にお返事を書くのさえ緊張なさっていたけれど、今は夫君として頼りにしておられる。
<長くお越しにならなければ心細いだろう。我ながらすっかり心を許してしまった>
そんなご自分をお嫌に思われる。
そんな男性が来世のことまでお約束してくださるから、中君は夢のような気がなさる。
しかも、尊い親王様だけれど、薫の君よりもむしろ親しみやすい雰囲気がおありなの。
薫の君はいかにもご立派で、お考えになっていることも難しい。
澄ましたご様子が中君には少し気づまりだったの。
一方の匂宮様は、初めのうちはもちろん雲の上の存在だった。
中君はお手紙にお返事を書くのさえ緊張なさっていたけれど、今は夫君として頼りにしておられる。
<長くお越しにならなければ心細いだろう。我ながらすっかり心を許してしまった>
そんなご自分をお嫌に思われる。



