<匂宮様の姉君であられる女一の宮様は、きっと中宮様によく似ていらっしゃるのだろうな。こんなふうにおそばでお声だけでもお聞きしてみたいものだけれど>
今、世間の男性にとってもっとも高嶺の花は、帝のご長女であられる女一の宮様よ。
薫の君でさえ、ふんわりとした憧れを抱いていらっしゃる。
<中宮様は私の姉君なのだから、女一の宮様と私は親戚同士だけれど、かといって簡単に交流させていただける方ではない。女好きの男なら、こういう関係が一番間違いを起こしやすいものだ。変わり者の私は間違いなど起こさないが、そんな私でも大君のことだけはなんとしてでも手に入れたいと思ってしまう>
やはり大君へのご愛情は特別でいらっしゃる。
中宮様の女房たちのなかにだって、薫の君のお目に留まる人はいる。
粒ぞろいでそれぞれ魅力的だもの。
でも薫の君は浮ついたことがお嫌いで、いかにも生真面目そうにお振舞いになる。
なかには、そんな薫の君に積極的に近づこうとする女房もいるのよね。
職場の雰囲気に合わせて表面上は大人しくしていても、個性というものがあるから、男好きな性格がなんとなく表れているの。
薫の君はそれを穏やかなまなざしでご覧になるけれど、
<人生は儚いものだと思っている私は、気軽な恋愛などにはかかわらないでおこう>
とかわしていらっしゃる。
今、世間の男性にとってもっとも高嶺の花は、帝のご長女であられる女一の宮様よ。
薫の君でさえ、ふんわりとした憧れを抱いていらっしゃる。
<中宮様は私の姉君なのだから、女一の宮様と私は親戚同士だけれど、かといって簡単に交流させていただける方ではない。女好きの男なら、こういう関係が一番間違いを起こしやすいものだ。変わり者の私は間違いなど起こさないが、そんな私でも大君のことだけはなんとしてでも手に入れたいと思ってしまう>
やはり大君へのご愛情は特別でいらっしゃる。
中宮様の女房たちのなかにだって、薫の君のお目に留まる人はいる。
粒ぞろいでそれぞれ魅力的だもの。
でも薫の君は浮ついたことがお嫌いで、いかにも生真面目そうにお振舞いになる。
なかには、そんな薫の君に積極的に近づこうとする女房もいるのよね。
職場の雰囲気に合わせて表面上は大人しくしていても、個性というものがあるから、男好きな性格がなんとなく表れているの。
薫の君はそれを穏やかなまなざしでご覧になるけれど、
<人生は儚いものだと思っている私は、気軽な恋愛などにはかかわらないでおこう>
とかわしていらっしゃる。



