<姉妹そろって薫の君に顔を見られてしまった。身分の高い家の娘としてありえないほどの恥だ>
お返事はとても書けないと思いながらも、なんとかお書きになる。
「あなた様と心は通じ合わせていても、その先のことは何もございません」
率直すぎるお返事だけれど、一昨日からの大君のご動揺が伝わってくるようで、薫の君は満足なさる。
お返事はとても書けないと思いながらも、なんとかお書きになる。
「あなた様と心は通じ合わせていても、その先のことは何もございません」
率直すぎるお返事だけれど、一昨日からの大君のご動揺が伝わってくるようで、薫の君は満足なさる。



