野いちご源氏物語 四七 総角(あげまき)

中君(なかのきみ)姉君(あねぎみ)の苦しそうなご様子を心配なさりながら、いつものようにご一緒にお休みになる。
(かおる)(きみ)はまだいらっしゃるのだろう。どうしたらよいものか>
大君(おおいぎみ)はお悩みになるけれど、隠れて閉じこもれそうな部屋などない山荘(さんそう)だもの。
布団(ふとん)がわりのお着物をかけると、まだ暑いころなので中君と少し離れて横におなりになった。