こうしてなんとか八の宮様の一周忌が終わり、姫君たちは喪服をお脱ぎになることになった。
<もう一年も経ったのだ。父宮様がお亡くなりになったら、私たちは一日たりとも生きていられないと思っていたのに>
と、ご姉妹は生きながらえたことがつらくて泣き沈んでいらっしゃる。
新しくお召しになった薄い灰色のお着物はとても上品で、女盛りの中君をいっそう引き立てる。
お髪などを整えさせて、大君はにっこりと微笑まれた。
<嫌なことをすべて忘れてしまうような美しさだ。これなら薫の君にもご満足いただけるだろう>
と、妹君のご将来に期待なさっているの。
すっかりご自分が親になったつもりでお世話していらっしゃる。
<もう一年も経ったのだ。父宮様がお亡くなりになったら、私たちは一日たりとも生きていられないと思っていたのに>
と、ご姉妹は生きながらえたことがつらくて泣き沈んでいらっしゃる。
新しくお召しになった薄い灰色のお着物はとても上品で、女盛りの中君をいっそう引き立てる。
お髪などを整えさせて、大君はにっこりと微笑まれた。
<嫌なことをすべて忘れてしまうような美しさだ。これなら薫の君にもご満足いただけるだろう>
と、妹君のご将来に期待なさっているの。
すっかりご自分が親になったつもりでお世話していらっしゃる。



