恋愛(ピュア)
藤白紫貴/著

- 作品番号
- 1767435
- 最終更新
- 2025/12/09
- 総文字数
- 41,799
- ページ数
- 48ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 2,087
- いいね数
- 1
――昔両思いだった彼と、こんなところでまた会うなんて。
10年前、美波(みなみ)は急性虫垂炎で入院中、翔に出会う。
当時19歳だった翔(しょう)はサッカー選手として将来を嘱望されていたが、交通事故で失明。手術が成功して見えるようになっても選手生命は絶望的とのこと。
破れかぶれになっていた翔を見てられなかった美波は、偽名を名乗ってその綺麗な声で彼を励まし、次第に翔は顔も知らないまま美波に惹かれるようになる。美波もまた翔を好きになっていた。
やがて美波に元気付けられて手術を受ける決意をした翔。だが、美波はその成功を見届けて翔の前から去った。
なぜなら美人で優秀な姉茉莉と比較され続け、自信がなかったからだ。綺麗な声だけはそっくりなのに、容姿も勉強も何もかもぱっとしない。
「翔君の目が見えるようになったら、可愛くないって幻滅される」
ところが25歳になって会社でヘッドハンティングされた翔と再会。翔は凄腕のエリートになっていた。
「俺はあの時立ち直らせてくれた彼女を探しているんだ。入江さんはその子の声によく似ている。あの彼女は入江さんなんじゃないか?」
止まっていた時と恋が今動き出す。
ところが美波と同じ声を持つ姉の茉莉が、仕事で関わることなり、更に翔に急接近してきて…!?
10年前、美波(みなみ)は急性虫垂炎で入院中、翔に出会う。
当時19歳だった翔(しょう)はサッカー選手として将来を嘱望されていたが、交通事故で失明。手術が成功して見えるようになっても選手生命は絶望的とのこと。
破れかぶれになっていた翔を見てられなかった美波は、偽名を名乗ってその綺麗な声で彼を励まし、次第に翔は顔も知らないまま美波に惹かれるようになる。美波もまた翔を好きになっていた。
やがて美波に元気付けられて手術を受ける決意をした翔。だが、美波はその成功を見届けて翔の前から去った。
なぜなら美人で優秀な姉茉莉と比較され続け、自信がなかったからだ。綺麗な声だけはそっくりなのに、容姿も勉強も何もかもぱっとしない。
「翔君の目が見えるようになったら、可愛くないって幻滅される」
ところが25歳になって会社でヘッドハンティングされた翔と再会。翔は凄腕のエリートになっていた。
「俺はあの時立ち直らせてくれた彼女を探しているんだ。入江さんはその子の声によく似ている。あの彼女は入江さんなんじゃないか?」
止まっていた時と恋が今動き出す。
ところが美波と同じ声を持つ姉の茉莉が、仕事で関わることなり、更に翔に急接近してきて…!?
- あらすじ
- あの人に想いを打ち明けられない理由は、ありのままの自分を愛せない私自身の弱さ――。
「どうか私を見つけないで。本当の私に失望されたくない。あの時の恋は綺麗な思い出のままでいてほしい」
「どんな彼女でもいいから一目会いたい。彼女を見つめて、彼女の声を聞いて、彼女を抱き締めたい」
ヘッドハンティングされてきたマーケティング部の若きエリート高橋翔(29)×スポーツ用品メーカー営業事務入江美波(25)
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