冬の光にヴェールは要らない

高校の繋がりは高校まで、大学の繋がりも大学まで。

その場その場で上辺だけの繋がりを作っていく。

そう決めたはずなのに、中途半端な優しさすら捨てられない。そんな優しさは余計に最低だと分かっているのに。



『なんか万桜の友達って私じゃなくても良さそう』



あんな悲しさなどもう二度と味わいたくない。

相手に期待しない。

相手に傷つけられないために、私は相手より最低になることを選んだ。
 
そんなことを考えているうちに自転車はスーパーの駐輪場に着いていた。