壮矢に教科書を押し付けられた翌日、高校に行くと杏香が嬉しそうに私に近づいてくる。
「昨日言っていたゲームソフト早速買ったの!」
「早くない!?」
「昨日の放課後、用事なかったから買いに行っちゃった」
杏香の話によると、まだ買っただけでソフトを開いてもいないらしい。
「万桜、今日の夜に通話しながら一緒にやらない? やり方もよく分からないし」
「もちろん! ゲームのことなら任せて」
私がそう言うと、杏香が私をイジるように「勉強のことは?」と聞いたので、「それは任せないで!」とツッコむ。
杏香と夜に通話することは今までもあったが、ゲームをしながらは初めてだろう。
いつか繋がりが切れると思っていても、放課後に遊ばないわけでも、高校にいる時間以外で連絡を取らないわけでもない。
所詮クラスが離れたり、高校を卒業したら縁が切れると思っている。
「昨日言っていたゲームソフト早速買ったの!」
「早くない!?」
「昨日の放課後、用事なかったから買いに行っちゃった」
杏香の話によると、まだ買っただけでソフトを開いてもいないらしい。
「万桜、今日の夜に通話しながら一緒にやらない? やり方もよく分からないし」
「もちろん! ゲームのことなら任せて」
私がそう言うと、杏香が私をイジるように「勉強のことは?」と聞いたので、「それは任せないで!」とツッコむ。
杏香と夜に通話することは今までもあったが、ゲームをしながらは初めてだろう。
いつか繋がりが切れると思っていても、放課後に遊ばないわけでも、高校にいる時間以外で連絡を取らないわけでもない。
所詮クラスが離れたり、高校を卒業したら縁が切れると思っている。



