拓人くんは私が会いに来たことがとても嬉しかったようで、先程まで作っていた砂山を私に自慢してくれる。
拓人くんの話が一段落したのを確認してから、私は青年の方へ近寄った。
スクールバッグから紙袋を取り出す。
「お返しします。貸して下さってありがとうございました」
この青年はわざと私に手袋を貸した。
何を考えていたかは分からないが、純粋な気持ちだけではなかっただろう。
だから、このお礼は私なりの精一杯の嫌味だった。
どうせもう会わない。会うつもりもない。
最低な私にはこれくらいの嫌味が合っている。
拓人くんの話が一段落したのを確認してから、私は青年の方へ近寄った。
スクールバッグから紙袋を取り出す。
「お返しします。貸して下さってありがとうございました」
この青年はわざと私に手袋を貸した。
何を考えていたかは分からないが、純粋な気持ちだけではなかっただろう。
だから、このお礼は私なりの精一杯の嫌味だった。
どうせもう会わない。会うつもりもない。
最低な私にはこれくらいの嫌味が合っている。



