気づけば、もう五限目開始のチャイムはなり終わっていた。
他のメンバーと入れ替わって私がコート横で休憩していると、杏香が近づいてくる。
「万桜ってば隠れて休憩中?」
「隠れてない! 堂々と休んでる!」
「あはは、じゃあ私も休もっと!」
杏香が私の隣に座って、タオルで額の汗を拭いている。
「万桜は中学の時は確か吹奏楽部って言ってたよね? 私は中学の時もバスケ部だったけれど……」
「うん、そうだよ。でも、中二の夏に辞めちゃったけれど」
この会話はもう慣れている。辞めてすぐの時は何度も聞かれたから、次の反応も分かる。
私の頭の中の反応と杏香の反応はほぼ一緒だった。
「そうなの?」
大概優しい人は深く触れずに少しだけ驚いて、他の人はなんで辞めたのかを聞く。
杏香は聞かなかったが、何で辞めたのか少し引っ掛かっているだろう。
他のメンバーと入れ替わって私がコート横で休憩していると、杏香が近づいてくる。
「万桜ってば隠れて休憩中?」
「隠れてない! 堂々と休んでる!」
「あはは、じゃあ私も休もっと!」
杏香が私の隣に座って、タオルで額の汗を拭いている。
「万桜は中学の時は確か吹奏楽部って言ってたよね? 私は中学の時もバスケ部だったけれど……」
「うん、そうだよ。でも、中二の夏に辞めちゃったけれど」
この会話はもう慣れている。辞めてすぐの時は何度も聞かれたから、次の反応も分かる。
私の頭の中の反応と杏香の反応はほぼ一緒だった。
「そうなの?」
大概優しい人は深く触れずに少しだけ驚いて、他の人はなんで辞めたのかを聞く。
杏香は聞かなかったが、何で辞めたのか少し引っ掛かっているだろう。



