カラカラに乾いた喉から、求めるようにか細く声がするりと出た。
「私に、あんなことって……?」
「……そんなの知る必要ない、このクソ女の言うことなんて何も聞くな」
「山吹さん知りたいの?うふふ、ふふっ、きっとびっくりしちゃうんじゃないかなあ……」
「喋んなっつってんだろ、本気で殺すぞ…!」
見た事もないくらい恐い顔で桜木先輩の前髪を掴みあげる世那。
このままだと本気で桜木先輩に殴りかかるんじゃないかって勢いだ。
でも、そんな事をされているのに、桜木先輩は私をクスクスと憐れむように見つめ笑っているだけ。



