【完】ハルくんの、かくしごと。




「ハルくん、おはよー」



寝てるかもしれないから、そっと近づいた。布団の中に埋まっている人影――多分、ハルくん。



「ハルくん?だよね?」

「…ん。ちあ?」



ひょこっと布団の中から顔だけ出したハルくん。頬が赤い。



「…もしや、」

「熱、ある。移したくないから、帰って…」



それだけ言って、また布団に潜り込んでしまった。



「病院は?」

「そんな高くないし…多分、明日には治る」



布団の中にくるまっているせいで、声がもごもごとしか聞こえない。
…ほんとに、大丈夫?



「ハルくん、熱は高い?」

「いや、そんなに。8度くらい」



十分高いよ。辛そう。



「…暑い」



また、ひょこっと顔だけ出す。

不謹慎だけど、超かわいい。目がトロンとしてて、顔が赤いハルくん。かわいい。