タイミングよくチャイムが鳴る。 さっさと自分のクラス戻ったら?と思っていると、行く間際に―― 「荻原流星(おぎわらりゅうせい)。覚えておいて」 私の耳元で、わざわざ。 普通に言えないの? 「荻原くん、千秋と相性よさそうじゃん」 「どこがっ!?」 紗里衣ちゃん、今日調子悪いんだと思う。 きっと、そう。 だって、私、荻原くんのこと苦手。 さっきが初対面だったけど、絶対そう。 苦手。