春のうららかな日、宮様はお池の水鳥をご覧になっている。
仲むつまじく浮かんで鳴きあっているのをうらやましく思いながら、姫君たちに楽器をお教えなさる。
まだお小さい体でそれぞれ弾かれるのを、宮様は気の毒にも愛しくもお思いになる。
「あなたたちは母君に捨てられた水鳥の子どものようだね。この先どうやって生きていくのか心配だ」
涙をぬぐいながらおっしゃった。
お美しい宮様でいらっしゃる。
ここ何年かの修行でやせてしまわれたのが、かえって気品を引き立てている。
質素な身なりをなさっているけれど、ご立派さはそんなことでは霞まない。
仲むつまじく浮かんで鳴きあっているのをうらやましく思いながら、姫君たちに楽器をお教えなさる。
まだお小さい体でそれぞれ弾かれるのを、宮様は気の毒にも愛しくもお思いになる。
「あなたたちは母君に捨てられた水鳥の子どものようだね。この先どうやって生きていくのか心配だ」
涙をぬぐいながらおっしゃった。
お美しい宮様でいらっしゃる。
ここ何年かの修行でやせてしまわれたのが、かえって気品を引き立てている。
質素な身なりをなさっているけれど、ご立派さはそんなことでは霞まない。



