<やはり私は両親の過ちで生まれた子だったのだ。しかもその生々しい証拠を、母宮のご存じないところで手に入れてしまった>
お心にどんよりとしたものが溜まっていく。
参内しなければと思ってもお体が動かない。
母宮様のお部屋へお上がりになると、宮様は少女のような幼いご様子でお経を読んでいらっしゃった。
女性はお経を読むべきではないと一般的に思われているから、恥ずかしがってお隠しになる。
<私が真実を知ってしまったことを、絶対に母宮に気づかれてはいけない>
ご自分のお胸ひとつに収めようと薫の君は決心なさる。
お心にどんよりとしたものが溜まっていく。
参内しなければと思ってもお体が動かない。
母宮様のお部屋へお上がりになると、宮様は少女のような幼いご様子でお経を読んでいらっしゃった。
女性はお経を読むべきではないと一般的に思われているから、恥ずかしがってお隠しになる。
<私が真実を知ってしまったことを、絶対に母宮に気づかれてはいけない>
ご自分のお胸ひとつに収めようと薫の君は決心なさる。



