殺風景な山荘だけれど、そこにお住まいの姫君たちが魅力的すぎる。
帰りがたく思っていらっしゃるうちに夜が明けていった。
「ほんの少しお話しさせていただけでは、かえって心残りな気がいたします。しかし、こういう恨み言はもっとお近づきになってから申し上げるべきですね。これからはもっと私を信頼なさって、うちとけて話し相手をしてくださいますように。私の誠意をまったく分かっておられないのかとがっかりしてしまいますから」
姫君たちにお姿を見られることを恥ずかしがって、薫の君はそれだけおっしゃると、宮様の家来が用意したお部屋にお入りになった。
帰りがたく思っていらっしゃるうちに夜が明けていった。
「ほんの少しお話しさせていただけでは、かえって心残りな気がいたします。しかし、こういう恨み言はもっとお近づきになってから申し上げるべきですね。これからはもっと私を信頼なさって、うちとけて話し相手をしてくださいますように。私の誠意をまったく分かっておられないのかとがっかりしてしまいますから」
姫君たちにお姿を見られることを恥ずかしがって、薫の君はそれだけおっしゃると、宮様の家来が用意したお部屋にお入りになった。



