野いちご源氏物語 四五 橋姫(はしひめ)

こうして(かおる)(きみ)(はち)(みや)様を尊敬なさるので、上皇(じょうこう)様も頻繁(ひんぱん)にお手紙をお送りになる。
何年も寂しげだった宮様の山荘(さんそう)は、少しずつ人の出入りが増えていった。
薫の君は真心(まごころ)こめてお仕えして、三年ほどが過ぎていった。