薫の君は八の宮様の山荘をお訪ねなさった。
阿闍梨から聞いていた以上に質素なお住まいで驚かれる。
山荘といっても、もっと風流につくらせる人もいるのだけれど。
宇治川の音が荒々しい。
これでは心やすらかに過ごすことも、ぐっすり眠ることもできそうにない。
<僧侶のようなご生活の八の宮様にとってはよいお住まいだろうが、姫君たちはどう感じておられるのだろう。このようなところにお暮らしになっているなら、あまり女らしいご性格ではいらっしゃるまい>
と薫の君は想像なさった。
通されたお部屋の、すぐ隣のお部屋に姫君たちはお暮らしみたい。
好色な男性なら話しかけたくなってしまうほどの近さよ。
薫の君でさえ、少しお心を動かされたわ。
阿闍梨から聞いていた以上に質素なお住まいで驚かれる。
山荘といっても、もっと風流につくらせる人もいるのだけれど。
宇治川の音が荒々しい。
これでは心やすらかに過ごすことも、ぐっすり眠ることもできそうにない。
<僧侶のようなご生活の八の宮様にとってはよいお住まいだろうが、姫君たちはどう感じておられるのだろう。このようなところにお暮らしになっているなら、あまり女らしいご性格ではいらっしゃるまい>
と薫の君は想像なさった。
通されたお部屋の、すぐ隣のお部屋に姫君たちはお暮らしみたい。
好色な男性なら話しかけたくなってしまうほどの近さよ。
薫の君でさえ、少しお心を動かされたわ。



