上皇様からのお使者と八の宮様のやりとりがすむと、阿闍梨は都でお会いした薫の君のことを宮様にお話しした。
「亡き源氏の君のご子息でいらっしゃる薫の君にお目にかかりました。ちょうど上皇様のお住まいに参上しておられたのです。仏教にとてもご興味がおありのようで、宮様へのご伝言をお預かりしてまいりました。
『幼いころから仏教の教えを知りたいと深く思っておりましたが、出家できずにいるうちにあれこれと生活が忙しくなり、ひとりでこっそりと勉強するだけになっております。八の宮様のご立派なご様子を阿闍梨から伺って、ぜひ宮様のお弟子にしていただきたいと思ったのです』と、薫の君は丁寧におっしゃっていました」
「亡き源氏の君のご子息でいらっしゃる薫の君にお目にかかりました。ちょうど上皇様のお住まいに参上しておられたのです。仏教にとてもご興味がおありのようで、宮様へのご伝言をお預かりしてまいりました。
『幼いころから仏教の教えを知りたいと深く思っておりましたが、出家できずにいるうちにあれこれと生活が忙しくなり、ひとりでこっそりと勉強するだけになっております。八の宮様のご立派なご様子を阿闍梨から伺って、ぜひ宮様のお弟子にしていただきたいと思ったのです』と、薫の君は丁寧におっしゃっていました」



