夕霧の大臣様がお帰りになったあと、夕方になって薫の君がご挨拶にいらっしゃった。
先ほど大臣様のお供でついていらしたご子息たちも、たしかに皆様ご立派だったのよ。
でも、静かになったお部屋に薫の君が入っていらっしゃると、もう全然違う。
若い女房たちは、
「やはり別格でいらっしゃいますこと」
「こちらの姫君のお隣に、婿君としてお並びいただきたいものですね」
と、ひそひそ勝手なことを言う。
その気持ちも分からなくないわ。
お若く上品で、身動きなさるたびによい香りが漂って、この世の人とは思われないほどだもの。
先ほど大臣様のお供でついていらしたご子息たちも、たしかに皆様ご立派だったのよ。
でも、静かになったお部屋に薫の君が入っていらっしゃると、もう全然違う。
若い女房たちは、
「やはり別格でいらっしゃいますこと」
「こちらの姫君のお隣に、婿君としてお並びいただきたいものですね」
と、ひそひそ勝手なことを言う。
その気持ちも分からなくないわ。
お若く上品で、身動きなさるたびによい香りが漂って、この世の人とは思われないほどだもの。



