一方、姫君に夢中だった少将様は、大事件を起こしそうなほど思いつめていらっしゃる。
姉姫君に求婚していた人たちのなかには、求婚相手を妹姫君に変えた人もいる。
どなたがご結婚相手に選ばれるのかしら。
<雲居の雁があれほどお恨みになっていたのだから>
と、玉葛の君は少将様をお相手にと考えておられる。
さりげなく伝えなさるけれど、少将様からは何もお返事がない。
どうやら完全にすねていらっしゃるみたい。
ご兄弟そろってお仕えしていた上皇様のところへも、少将様だけは上がられなくなってしまった。
たまにお伺いしても逃げるようにお下がりになるのよ。
姉姫君に求婚していた人たちのなかには、求婚相手を妹姫君に変えた人もいる。
どなたがご結婚相手に選ばれるのかしら。
<雲居の雁があれほどお恨みになっていたのだから>
と、玉葛の君は少将様をお相手にと考えておられる。
さりげなく伝えなさるけれど、少将様からは何もお返事がない。
どうやら完全にすねていらっしゃるみたい。
ご兄弟そろってお仕えしていた上皇様のところへも、少将様だけは上がられなくなってしまった。
たまにお伺いしても逃げるようにお下がりになるのよ。



