こうしている間にも月日はどんどん過ぎていく。
ぼんやりしていたら、ご将来が決まらないまま姫君たちはお年をとってしまわる。
玉葛の君は気が気でない。
上皇様からは毎日のように催促がある。
女御様からも、
「姫君を上皇様とご結婚させたら、私が嫉妬して意地悪をするのではないかと心配なさっているのでしょうか。信頼してくださらないのは悲しい。上皇様は、私が陰でこのご結婚の邪魔をしているのだろうと邪推なさいます。ご冗談だとしてもつらいのです。どうせご結婚させるおつもりなら、なるべく早く決断なさいますように」
というお手紙が届いた。
<ここまでの話になったのだから、やはり長女は上皇様に差し上げるのがよいだろう。女御様がこれほどご本心を明かしてくださるのも恐れ多い>
玉葛の君はやっとお決めになった。
新婚生活のための家具などはすでに作らせてある。
あとは女房たちの着物のような、ちょっとしたものを急いで整えさせなさる。
ぼんやりしていたら、ご将来が決まらないまま姫君たちはお年をとってしまわる。
玉葛の君は気が気でない。
上皇様からは毎日のように催促がある。
女御様からも、
「姫君を上皇様とご結婚させたら、私が嫉妬して意地悪をするのではないかと心配なさっているのでしょうか。信頼してくださらないのは悲しい。上皇様は、私が陰でこのご結婚の邪魔をしているのだろうと邪推なさいます。ご冗談だとしてもつらいのです。どうせご結婚させるおつもりなら、なるべく早く決断なさいますように」
というお手紙が届いた。
<ここまでの話になったのだから、やはり長女は上皇様に差し上げるのがよいだろう。女御様がこれほどご本心を明かしてくださるのも恐れ多い>
玉葛の君はやっとお決めになった。
新婚生活のための家具などはすでに作らせてある。
あとは女房たちの着物のような、ちょっとしたものを急いで整えさせなさる。



