6月25日、彼は。

「俺はもう幽霊?だし死ぬことはないから、伶菜に巻き込まれることもない。俺と付き合えば、万事解決」

「幽霊と付き合うって私の頭がおかしいと思われるじゃん」

「だから、一年間で良いよ。伶菜が死んだ日の6月25日を超えた後は俺と別れて好きに生きれば良いじゃん。とりあえずは6月25日の伶菜の自殺を止めたいだけだし」

「分かんないけど、6月25日以降に私が死ぬ可能性はないの? 自殺なんでしょ?」

私の言葉に珀人が「とりあえず6月25日の運命を変えておけば大丈夫じゃね?」と軽く返す。

「それまでに俺が伶菜の死にたい気持ちを消すし!」

「まず、私いま全然死にたくないんだけれど」

「これから死にたくなるかもだろ?」

「そんな軽く言われても……ていうか、私は珀人と付き合ったことが原因で自殺したの?」

珀人の言い方はまるでそんな言い方だった。