「6月25日の伶菜の自殺を止めたいだけ。それに巻き込まれる俺も。だから俺に近づかない方が良い」
「じゃあ、とりあえず私の自殺の原因を突き止めるまでは近づかない」
「だからなんで制約付きなんだよ! あっちの俺には一生近づくなって!」
「一年間で消えることを秘密にしていた珀人の言葉なんて聞きたくない!」
たまに歩いていく通行人の視線が気になるけれど、そんなことはもう気にしていられない。
そう言いつつも、やっぱりちょっと気になってしまって私は声のボリュームを少し落とした。
「俺が一年間で消えようと関係ないだろ!」
「あるよ! 珀人のこと好きだもん!」
「っ……!」
珀人が私の突然の告白に驚きながらも、耳が赤くなっている。
私だって珀人が好きだと口に出して初めて気づいた。
というか、頭の中がこんなにも珀人でいっぱいなことに気づきたくなかったのだと思う。
「じゃあ、とりあえず私の自殺の原因を突き止めるまでは近づかない」
「だからなんで制約付きなんだよ! あっちの俺には一生近づくなって!」
「一年間で消えることを秘密にしていた珀人の言葉なんて聞きたくない!」
たまに歩いていく通行人の視線が気になるけれど、そんなことはもう気にしていられない。
そう言いつつも、やっぱりちょっと気になってしまって私は声のボリュームを少し落とした。
「俺が一年間で消えようと関係ないだろ!」
「あるよ! 珀人のこと好きだもん!」
「っ……!」
珀人が私の突然の告白に驚きながらも、耳が赤くなっている。
私だって珀人が好きだと口に出して初めて気づいた。
というか、頭の中がこんなにも珀人でいっぱいなことに気づきたくなかったのだと思う。



