*** 夜。 今日は洋子さんが夜勤で、父さんも帰りが遅い。 家には、俺と涼ちゃんだけ。 静かなリビングで、俺はテレビの映画をぼんやり見ていた。 そのとき―― 「先輩、お風呂先に使わせてもらってありがとうございましたー」 涼ちゃんが、ふわっとリビングに入ってきた。 あの丈の短いズボン。 髪は濡れたまま。 …やばい。 視線を逸らしながら、つい言ってしまった。 「涼ちゃんさー、そのズボン丈短すぎじゃない?」 涼ちゃんは、きょとんとして答えた。 「え…私暑がりなので」 あ。そう… って違う。