衛門の督様の死は、身分の上下にかかわらず、いろいろな人に惜しまれている。
学問がよくおできになって政治家としてご立派だっただけでなく、立場の弱い人に深い思いやりのある方だったの。
低い身分の役人や、年老いた女房たちまで衛門の督様のことを恋しく悲しく思っている。
まして帝は、音楽会などをなさるたびにまず衛門の督様を思い出される。
源氏の君も月日が経つほど悲しまれる。
尼宮様がお生みになった若君を形見と思っておられるけれど、世間には知らせられることではない。
秋ごろには若君ははいはいなさるようになった。
学問がよくおできになって政治家としてご立派だっただけでなく、立場の弱い人に深い思いやりのある方だったの。
低い身分の役人や、年老いた女房たちまで衛門の督様のことを恋しく悲しく思っている。
まして帝は、音楽会などをなさるたびにまず衛門の督様を思い出される。
源氏の君も月日が経つほど悲しまれる。
尼宮様がお生みになった若君を形見と思っておられるけれど、世間には知らせられることではない。
秋ごろには若君ははいはいなさるようになった。



