衛門の督様は源氏の君が六条の院にお戻りになったと聞いて、お門違いな恨み言のお手紙を小侍従宛てにお送りになった。
源氏の君が離れへ行かれた隙に、小侍従が姫宮様にお見せする。
「嫌なものを見るとよけいに苦しくなるの。ただでさえ気分が悪いのに」
うつ伏してしまわれたから、お目の先にお手紙を広げてお置きする。
「お気の毒なことが書かれていますよ。ほんの少しだけでもお読みください」
そのとき他の女房の気配がして、小侍従は宮様の前についたてを置くと去っていってしまった。
お手紙は宮様のお手元にある。
<どうしたらよいかしら>
とあわてておられるところに源氏の君がお戻りになった。
とっさによい隠し場所を思いつかず、ご自分のお座りになっている敷物の下にはさんでおかれる。
源氏の君が離れへ行かれた隙に、小侍従が姫宮様にお見せする。
「嫌なものを見るとよけいに苦しくなるの。ただでさえ気分が悪いのに」
うつ伏してしまわれたから、お目の先にお手紙を広げてお置きする。
「お気の毒なことが書かれていますよ。ほんの少しだけでもお読みください」
そのとき他の女房の気配がして、小侍従は宮様の前についたてを置くと去っていってしまった。
お手紙は宮様のお手元にある。
<どうしたらよいかしら>
とあわてておられるところに源氏の君がお戻りになった。
とっさによい隠し場所を思いつかず、ご自分のお座りになっている敷物の下にはさんでおかれる。



