姫宮様はやはりご懐妊なさっていた。
つわりで何も召し上がれず、お顔は青白くなっていらっしゃる。
衛門の督様は恋心が抑えきれないときにこっそりお越しになる。
姫宮様はあいかわらず冷たいご態度で、仕方なくされるがままになっていらっしゃる。
優雅で美しい人だと世間では言われている衛門の督様だけれど、十代半ばで源氏の君とご結婚なさった姫宮様から見ればたいしたことはないの。
それなのにお腹にはそのお子がいて、つわりで苦しめられていらっしゃるのだから運命はどこまで残酷なのかしら。
ご懐妊に気づいた乳母たちは、
<直接お知らせ申し上げたいのに、源氏の君はめったにお越しにならないのだから>
とお恨みしている。
つわりで何も召し上がれず、お顔は青白くなっていらっしゃる。
衛門の督様は恋心が抑えきれないときにこっそりお越しになる。
姫宮様はあいかわらず冷たいご態度で、仕方なくされるがままになっていらっしゃる。
優雅で美しい人だと世間では言われている衛門の督様だけれど、十代半ばで源氏の君とご結婚なさった姫宮様から見ればたいしたことはないの。
それなのにお腹にはそのお子がいて、つわりで苦しめられていらっしゃるのだから運命はどこまで残酷なのかしら。
ご懐妊に気づいた乳母たちは、
<直接お知らせ申し上げたいのに、源氏の君はめったにお越しにならないのだから>
とお恨みしている。



