紫の上が生き返りなさったあと、源氏の君はこれまで以上にお祈りをおさせになる。
生死の境をさまよわれたからか、出家したいと切実にお願いなさるので、ついに源氏の君もお許しになった。
<出家のご利益で回復するかもしれない>
と儚い期待をなさったの。
お髪はすべて切るのではなく、一部分だけお切りになった。
儀式の間も源氏の君はおそばに寄り添って泣いておられる。
どれほど重い立場のご立派な方でも、こういうときは冷静でいらっしゃれないのね。
どうにかして紫の上の命を長らえさせたいと、そればかりを一日中お考えになって、お顔もやつれてしまわれた。
生死の境をさまよわれたからか、出家したいと切実にお願いなさるので、ついに源氏の君もお許しになった。
<出家のご利益で回復するかもしれない>
と儚い期待をなさったの。
お髪はすべて切るのではなく、一部分だけお切りになった。
儀式の間も源氏の君はおそばに寄り添って泣いておられる。
どれほど重い立場のご立派な方でも、こういうときは冷静でいらっしゃれないのね。
どうにかして紫の上の命を長らえさせたいと、そればかりを一日中お考えになって、お顔もやつれてしまわれた。



