セルト様の顔は見られない。
だって、今は自分の顔を隠すことで精一杯だから。
初めて私は自分からセルト様に口付けをした。
きっと私の顔は今までで一番真っ赤に染まっているだろう。
初めての勝負の時は私から口付けをしようとしていたくらいなのに、今はなんでこんなに恥ずかしいのだろう。
両手で覆うように顔を隠している私の手をセルト様が優しく掴んだ。
「離して下さいませ……!」
「どうして? レシールの顔を見せて」
「逃げずにここにいるだけで褒めてほしいくらいですわ……!」
前回勝負に負けた私は今「この場所から逃げることは出来ない」
だって、今は自分の顔を隠すことで精一杯だから。
初めて私は自分からセルト様に口付けをした。
きっと私の顔は今までで一番真っ赤に染まっているだろう。
初めての勝負の時は私から口付けをしようとしていたくらいなのに、今はなんでこんなに恥ずかしいのだろう。
両手で覆うように顔を隠している私の手をセルト様が優しく掴んだ。
「離して下さいませ……!」
「どうして? レシールの顔を見せて」
「逃げずにここにいるだけで褒めてほしいくらいですわ……!」
前回勝負に負けた私は今「この場所から逃げることは出来ない」



