新年になった。
明石の女御様のご出産が近づいているから、源氏の君は安産のお祈りをおさせになる。
<出産は恐ろしい。大将の母親も子を産んでまもなく亡くなった。紫の上に子どもがいないは残念だが、命がけの出産などをさせずにすんでよかったのかもしれない。明石の女御様はまだお若すぎるから、ご無事にご出産できるかどうか>
二月にはすっかり弱ってしまわれた。
源氏の君はご心配でたまらない。
占い師などが「ご寝室の場所を変えた方がよろしいでしょう」と申し上げたので、女御様を明石の君の住む冬の御殿へお移しなさった。
冬の御殿は比較的こじんまりとしているのだけれど、そこに有名な僧侶がたくさん集められて大声でお祈りをしている。
明石の君はこのご出産に自分の運命もかかっているから、必死に女御様を励まし申し上げる。
明石の女御様のご出産が近づいているから、源氏の君は安産のお祈りをおさせになる。
<出産は恐ろしい。大将の母親も子を産んでまもなく亡くなった。紫の上に子どもがいないは残念だが、命がけの出産などをさせずにすんでよかったのかもしれない。明石の女御様はまだお若すぎるから、ご無事にご出産できるかどうか>
二月にはすっかり弱ってしまわれた。
源氏の君はご心配でたまらない。
占い師などが「ご寝室の場所を変えた方がよろしいでしょう」と申し上げたので、女御様を明石の君の住む冬の御殿へお移しなさった。
冬の御殿は比較的こじんまりとしているのだけれど、そこに有名な僧侶がたくさん集められて大声でお祈りをしている。
明石の君はこのご出産に自分の運命もかかっているから、必死に女御様を励まし申し上げる。



