野いちご源氏物語 三三 藤裏葉(ふじのうらば)

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野いちご源氏物語 第三十三巻 藤裏葉(ふじのうらば) おわり

【参考文献】
玉上琢彌訳注『源氏物語』(角川ソフィア文庫)
瀬戸内寂聴訳『源氏物語』(講談社文庫)
林望訳『謹訳 源氏物語』(祥伝社)
与謝野晶子訳『全訳 源氏物語』(角川文庫)

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【次回予告】第三十四巻 若菜(わかな)
上皇(じょうこう)は最愛の姫宮(ひめみや)(おんな)(さん)(みや)源氏(げんじ)(きみ)(たく)して出家(しゅっけ)する。
姫宮の降嫁(こうか)(むらさき)(うえ)は源氏の君と精神的な距離を取りはじめた。

明石(あかし)女御(にょうご)皇子(みこ)を出産した。
源氏の君は四十歳の節目(ふしめ)の年でもあり、さまざまな人が祝賀(しゅくが)(かい)を開く。
表面上は理想的な空気に包まれる六条(ろくじょう)(いん)だが、
その(かげ)太政(だいじょう)大臣(だいじん)の長男・衛門(えもん)(かみ)は女三の宮への恋心を(つの)らせていて——